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ニキビとスキンケア

青春のシンボル!と昔は言われていたニキビ。でも今は、皮膚科のお医者さまで治す時代なんだって。昔と今と、何が変わったの?毎日のスキンケアで気を付けることは??皮膚科の先生に伺ってみたよ~♪

黒川 一郎 先生(明和病院 皮膚科部長・にきびセンター長)

サイえんすくん、こんにちは!

僕がニキビの治療や研究を始めてから、早いもので30年以上にもなるんだよ。日本皮膚科学会が2008年に初めて尋常性ざ瘡(ニキビのことだね!)の治療ガイドラインという、お医者さんのためのニキビ治療の指標を作った時に委員として選ばれてから、2017年の改訂まで、ずっとメンバーの一人なんだよ。

そして現在所属している病院の「にきびセンター」は、2011年7月に開設されたんだけれども、日本初のニキビ専門治療施設なんだよ!

すごーい!KUROKAWA先生はニキビの患者さまをたくさん治療して、研究もしてきたニキビのスペシャリストなんだね♪最近は皮膚科で積極的にニキビの治療がされているって聞いたけれど、昔と違うの?

ヨーロッパやアメリカなどと比べて、日本のニキビ治療はかなり遅れていたんだよ。

海外ではニキビに有効だと認められている薬でも、日本では保険で使うことができなかったから、昔ながらの抗菌剤や、イオウカンフルローションといった薬、そして面皰圧出法(めんぽうあっしゅつほう)という物理的にニキビをつぶすような治療しかできなかったんだよね。

それが、2008年頃からニキビの薬が次々と保険適用になってきて、日本でも欧米並みに積極的なニキビ治療ができるようになってきたんだよ。

それも、ひどいニキビだけではなく、微小面皰(びしょうめんぽう)という、まだニキビになる前の状態に効く薬もあるんだよ!

そうなの~♪じゃ、そのお薬を使ったら、スキンケアしなくてもニキビにならずに済むのかな♪

いやいや、これは治療薬だから、ニキビができてからじゃないと使うことはできないよ。

でも、ニキビがひどくなってからだと、瘢痕(はんこん)と言ってニキビ跡が残りやすくなったりするから、ニキビができたらできるだけ早く治療に来てほしいな。

でも実は、これらの薬はとってもよく効くんだけれど、肌が乾燥したり、赤くなったり、ヒリヒリしたり・・・と刺激の症状が出てしまうことも多くあるんだ。

だから肌を守るために保湿剤を一緒に使うと副作用が緩和されるんだよ。

ニキビでも、保湿のスキンケアは大切なんだね♪

そうだね!でも、ニキビになりやすい方が使うわけだから、保湿をすれば何でもよいってわけではないんだよ。

ガイドラインにも書いてあるけれど、ニキビの患者さんのスキンケアには、ニキビの患者さんへの使用試験結果が報告されていて、かつ低刺激性でノンコメドジェニック※な「脂性肌用の基礎化粧品」を使うなどの配慮が必要なんだね。ニキビ治療の薬と一緒に使った報告がある化粧品(スキンケア製品)の中から自分にあったスキンケア製品が選べるとよいね!

※ノンコメドジェニックとは?:コメドとは、ニキビの初発疹、つまり第一段階とされる非炎症性の皮疹で、毛穴に細菌・皮脂・角質などが詰まってしまった状態を言います。このコメド、つまりニキビのモトができにくいように作られた製品が「ノンコメド処方」で、ノンコメドジェニックテスト(ノンコメドに適しているかを判断するテスト)を行って確認されます。

そういう報告があるスキンケア製品かどうかは、どうやって調べればよいの?

病院で治療を受けている時などは、担当の先生とスキンケアについても相談することをおススメするよ!

それから、洗顔は1日2回をおススメする!とも、ガイドラインには書いてあるんだよ。清潔は大切だけど、洗い過ぎにも注意してね!

ニキビができやすい肌へのスキンケアの注意事項は…:・洗顔は1日2回が基本!/・低刺激性でノンコメドジェニック※な脂性肌用のスキンケア製品を使う!/・そしてニキビができたら早めに皮膚科へ行って治療する!/・ニキビの患者さんへの使用試験結果が報告されているスキンケア製品を使用すると良いので、スキンケアについても皮膚科の先生に相談する!
KUROKAWA先生、メルシィ~♪まずは、毎日適切なスキンケア製品を使って清潔なお肌を保ち、ニキビにならないようにケアをして、それでもニキビができてしまったらひどくならないうちに皮膚科に治療に行く!ニキビが青春のシンボルとならないように、清潔で健康なお肌を保とうね~♪
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