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透明感のある肌

透明感のある肌とは? くすみの原因からスキンケアのポイントまで解説

 透明感のある肌を目指したいけれど、どうしたらよいかわからず困っている方も少なくないでしょう。
 
くすみがなくツヤと透明感のある肌は、より若々しい印象を与えてくれます。一方で肌がくすんで透明感がなくなると、顔色が悪く老けた印象になります。
 
本記事では、透明感のある肌の特徴とくすみの原因、適切な対処法をピックアップしました。肌の透明感を取り戻したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

透明感のある肌とは

透明感のある肌とは、みずみずしく透き通った肌を指します。 くすみ・シミ・そばかす・ニキビ・肌荒れがなく、ハリやツヤがあることが特徴です。
 
角層は表皮の最表面にあり、肌の水分が外に過剰に蒸散するのを防いだり、肌を守ったりする役割を持っています。角層の水分量が多いと透明感が増すといわれています。またムラがなく均一でなめらかな肌も、透明感があるように見えます。
 
透明感を増すためには、ケアなどを通して、代謝を促進させることが重要です。毛穴が縮小し、炎症が抑制された状態であれば肌の透明感が増加します。
 
透明感のある肌を目指すためには、角層の水分量の増加・炎症の抑制による、くすみや赤みの改善が効果的です。

肌の透明感がなくなる原因

肌の透明感がなくなる原因は、赤み・シミ・そばかす・ニキビ・肌荒れなどの肌トラブルです。肌トラブルが生じる理由の一つに、肌が生まれ変わる力であるターンオーバーの乱れがあります。
 
ターンオーバーが乱れる原因には下記のようなものがあります。

  • 乾燥による肌のうるおい不足
  • 寝不足や栄養バランスの偏りなどの不規則な生活習慣による血行不良
  • ストレスによる自律神経の乱れ
 

老化によりターンオーバーが遅くなると新陳代謝が悪くなり、角層が厚くなります。一方で日焼けなどによりターンオーバーが早まっても、保湿因子が十分に作られず水分を保持できない敏感肌になってしまいます。
 
なお、敏感肌の方の場合は土台に問題があることが多く、透明感を出す前に土台からケアすることが重要です。生活習慣を整えて保湿ケアをしたうえで、肌の透明感を出すケアを行うとよいでしょう。

肌の透明感を取り戻す方法

肌の透明感を取り戻すには、以下の4つの方法が効果的です。

  • スキンケア
  • 食生活の改善
  • 十分な睡眠をとる
  • 美容治療
 

すべてを実施できない場合は、取り組みやすいものから始めてみましょう。

スキンケア

肌の透明感を取り戻すためには、日々のスキンケアが重要です。
 
間違ったスキンケアで乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下し、皮膚トラブルを引き起こしやすくなるため、肌の透明感が失われます。スキンケアをするときは、以下のステップで行いましょう。

  1. 低刺激のクレンジングで、やさしくメイクを落とす
  2. 泡でなでるように洗顔する
  3. 洗顔後すぐに化粧水で保湿する
  4. 乳液やクリームで化粧水のうるおいにフタをする
  5. 美容液やパックでスペシャルケアをする
  6. 日常的にUVケアをする
 

肌トラブルを生じさせないように、やさしく丁寧にスキンケアを行うことが大切です。ゴシゴシと肌を擦ると肌はダメージを受け、透明感を失うことになります。洗顔時に手で肌を擦らないだけでなく、タオルで顔を拭くときも気をつけましょう。

食生活の改善

食生活を改善して、体の内側から透明感のある肌を目指すこともおすすめです。肌のターンオーバーを整えるためには、バランスよく栄養素を摂取することが重要です。
 
具体的には、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン類・食物繊維・ミネラルをバランス良く摂取しましょう。また腸内環境を整え、栄養素を吸収しやすい状態にしましょう。
 
バランスの良い食事を摂っても、栄養素を吸収する腸をきれいにしなければ肌に栄養素が行き渡りません。腸内環境を整えるためには、オクラ・ゴボウ・キウイといった水溶性食物繊維を多く含むものと、ヨーグルト・納豆・漬物といった発酵食品が効果的です。
 
また代謝を促すビタミンB群や、ターンオーバーを促進し皮膚の健康を維持するビタミンAも積極的に摂取しましょう。卵はビタミンB群やビタミンAに加え、たんぱく質も豊富なのでターンオーバーを促進してくれるといわれています。
 
コラーゲンの生成やシミやくすみを改善するために、ビタミンCを摂取することも有効です。レモン・トマト・イチゴなどを食べるようにすると、ビタミンCを手軽に摂れます。

十分な睡眠をとる

透明感のある肌をかなえるためには、十分な睡眠をとることも大切です。睡眠中は成長ホルモンが盛んに分泌されます。
成長ホルモンは子どもの成長だけに働くものではなく、代謝の調節や免疫機能にも作用します。
 
また睡眠ホルモンのメラトニンは、日中に蓄積した紫外線ダメージを修復したり、活性酸素を除去したりと、肌の老化を遅らせる働きがあるとされているホルモンです。
眠りについてから約12時間後に分泌されるため、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌を妨げます。
肌の透明感アップのためにも、睡眠時間を確保したうえで睡眠の質を高くするように心掛けましょう。
 
寝る2時間前には、スマートフォンやPCの使用も控えましょう。脳は画面の光を日光と錯覚するため、睡眠を誘うホルモンの分泌が抑制されます。
スマホやPCを使用しなければならない場合は、ブルーライトをカットするメガネや保護フィルムを活用しましょう。
 
また、日中に軽く運動をすると、寝つきがよくなります。
激しい運動は睡眠を妨げ、単発の運動では効果が続かないため、軽い運動を習慣づけることが大切です。
 

美容医療

肌の透明感だけでなく、シミ・シワ・たるみなどにお悩みの方は、美容皮膚科に相談することも1つの手です。
 
肌をすこやかに整えるケア効果を期待できる化粧品に対し、美容医療は症状を和らげたり改善したりする効果が期待できます。
 
肌の透明感を出す美容医療は、以下のようにさまざまな種類があります。

  • シミ・そばかす・あざを治療できるレーザー
  • ニキビの改善やトーンアップを期待できる、ビタミンC点滴
  • トーンアップを期待できる成分を配合した内服薬
 

しかし、肌の状態によっては、美容医療を受けられない場合もあります。美容医療に興味がある方は、まず信頼できるクリニックに相談してみてください。
 

適切なスキンケアで透明感のある肌を目指そう

日頃のスキンケアや生活習慣の改善で、透明感のある肌を目指せます。
ここまでご紹介した通り、肌の透明感が失われる理由にはターンオーバーの乱れがあります。
 
生活習慣・自律神経を整えることやしっかり保湿して乾燥を防ぐことで、ターンオーバーの乱れを予防できます。
 
生活習慣は食事の栄養バランスを見直し、睡眠時間を確保することで整えられます。
生活習慣が整うことで、ターンオーバーの乱れを防ぎ、肌の透明感を高められる可能性があります。
 
スキンケアでは消炎・鎮静の効果がある保湿剤を使用したり、スキンケアステップを
意識したりするなどを心掛けましょう。
 
また、肌の透明感を高めるために美容医療のクリニックもチェックしてみてください。

【監修者情報】

お名前:竹内 想
資格:
・日本医師会 認定産業医
・化粧品検定1級
経歴:
2016年に名古屋大学医学部を卒業後、市中病院での初期研修を経て現在は皮膚科医として大学病院を含む複数の病院で外来診療を行う。
皮膚科医として専門的な内容をわかりやすく伝えることに重点をおき、WEB記事監修や執筆も行う。
 
 
 
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