
バクチオールとは?期待される3つの効果やおすすめの使い方をご紹介
近年注目を集めている美容成分であるバクチオールには、どんな効果があるか気になっている方も多いでしょう。
本記事ではバクチオールの効果・特徴を解説します。バクチオールを含む製品がおすすめの方についても紹介しますので、気になっている方はぜひ最後までお読みください。
バクチオールとは
バクチオールとは、オランダビユというマメ科の植物から抽出される成分のことで、インドや中国医学でも古くから利用されています。
バクチオールには、肌表面にうるおいを与え、すこやかな肌に保つ効果があるといわれています。
また、シワ改善効果などがある「レチノール」と似た働きがあることから、バクチオールは「ヴィーガンレチノール」とも呼ばれています。
バクチオールに期待される効果とは

バクチオールには、一般的に以下の3つの効果が期待できるといわれています。
- シワの予防や改善
- ニキビなどの肌荒れの予防と改善
- シミの予防や改善
自分の悩みにアプローチできるような効果があるか、ぜひチェックしてみてください。
シワの予防や改善
バクチオールには、シワの予防や改善効果があるといわれています。
肌の水分量や、コラーゲン・ヒアルロン酸といった真皮の構成成分の減少が起きると、肌のハリが保ちにくくなります。その結果、肌がたるみ、目元などのよく動く部位にシワが生まれやすくなります。
バクチオールには、コラーゲンの産生促進作用があり、肌へ弾力やハリを与えてくれます。コラーゲンは加齢によって減少することが知られており、この変化は肌の柔らかさの低下や硬さを助長して、小じわの形成や肌のたるみにつながってゆくと考えられています。
バクチオールを含む製品を使用することにより、目元や口元などのシワの形成、たるみを防いでくれます。
ニキビなどの肌荒れの予防と改善
バクチオールには、ニキビなどの肌荒れを予防し、改善する効果も期待できます。
ニキビができる原因は、ターンオーバーの乱れ等により、古い角質と過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌がこれにより過剰に増殖して炎症を起こしてしまうことにあります。
バクチオールはターンオーバーの促進に優れているので、角層や皮脂の毛穴詰まりを解消してくれます。また、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖を抑える作用もあります。これにより肌荒れ予防へのアプローチも可能にしてくれます。
シミの予防や改善
バクチオールには、シミの予防や改善にも効果を発揮します。
シミは、肌のターンオーバーが乱れメラニンが過剰に生成されることにより発生します。
バクチオールにはメラニンの生成を抑える効果があるため、シミの予防に効果的です。また、肌のターンオーバーを促し、メラニンを排出させることから、すでにあるシミの改善も期待できます。
バクチオールの特徴
バクチオールの特徴は以下の3点です。
- 刺激が少ない
- 朝でも使用できる
- 他のスキンケアアイテムと併用できる
バクチオールをスキンケアに取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
刺激が少ない
バクチオールは肌への刺激が少ないため、敏感肌の方でも利用しやすい成分です。レチノールが肌に合わず、使い続けられなかったという方もバクチオールであれば継続しやすいでしょう。
刺激が少ない分、効き目を実感するのに時間がかかることもあるため、最低でも1~2ヵ月程度使用を続けてみるのがおすすめです。
朝でも使用できる
バクチオールには、紫外線や熱に強いという特徴があり、朝のスキンケアのタイミングでも使用できます。
朝に限らず、日中や夜も利用できるため、朝と夜で同じスキンケア用品を使用したいという方にもバクチオールはおすすめです。
他のスキンケアアイテムと併用できる
バクチオールは、他の成分を含むスキンケアアイテムと併用しても、問題ないとされています。
スキンケアの目的に合わせて様々な成分と組み合わせられる使い勝手の良さも、バクチオールが注目、多用されている理由の1つです。
バクチオールを含む製品がおすすめの方

バクチオールを含む製品は、以下のような方に特におすすめです。
- エイジングケアをしたい方
- 肌荒れが気になる方
上記に当てはまる方は、ぜひ内容をチェックしてみてください。
エイジングケアをしたい方
バクチオールは、エイジングケアをしたい方に向いています。
前述したように、バクチオールにはシワやシミの改善などの効果が期待できます。年齢を重ね、シワやシミが出てきた肌へアプローチできるため、エイジングケアをしたい方にはぴったりだといえるでしょう。
また、低刺激なため使い続けやすく、朝のスキンケアにも取り入れられるため、手軽にエイジングケアを始めたい方にもおすすめです。
肌荒れが気になる方
肌荒れが気になる方にも、バクチオールがおすすめです。
前述しましたが、ニキビなどの肌荒れへのアプローチとしてもバクチオールは効果が期待できます。また、低刺激なため、前述したように敏感肌やアトピー肌の方でも比較的利用しやすい点もメリットです。
刺激の強いアイテムを避けていた方も、バクチオールであれば肌をすこやかに整えられるでしょう。
バクチオールの効果や特徴を理解して自分の悩みに合った製品を使おう

【監修者情報】
経歴:美容エディター。学生時代から雑誌作りに携わり、編集プロダクションを経て2000年にフリーランスとして独立。「Ray」「CREA」「25ans」などファッション誌の美容記事を執筆。現在は集英社の美容誌「MAQUIA」編集部に在籍。人気アーティストとのメイク企画、新作スキンケアやヘアケア企画など、幅広いジャンルを担当。MAQUIAエディター歴は17年目になる。

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